これは、お友達から戴いたラブレターのお返事です。
ポストにぽんと投げ込むことも考えましたが。
ここに書くことにしました。
さてと。
素敵なラブレターをもらったから、お返事したくて。
ラブレターなんて、中学生の時以来でしょうか。
素敵な歌をたくさんありがとう。
やっぱり、好きだなぁって。
1つの歌を読んでいると
ぎゅっと心臓を掴まれるようにドキドキして
ツンと鼻の奥がつままれて
目頭がぐっと熱くなるのは
好きだからだよね、きっと。
わがまま言って
用意してくれた紅茶の色が
すごく綺麗だなぁって。
つい、眺めてしまったよ。
冷めないうちに飲みたくて。
でも、猫舌だから
少しずつ、少しずつ。
紅茶一杯で
どれだけ居座る気?と
あなたがあきれた顔をするまで。
ゆっくり飲みます。
そんなことをしておきながら
あなたが居眠りするのを見計らって
そっと立ち去ります。
忘れられるのが
寂しくてたまらないから。
ふらりふらりと
ギターを背負って
「旅の途中です」
なんて強がりを言って。
あなたに
また会いに行きます。
この手紙があなたに届きますように。